特別企画 木鶏塾 垣本総師範に柔術の基本を学ぶ①

既にお伝えしている通り、9月29日(金)に、天満橋にある天庸流柔術 大阪総本部道場木鶏塾にお邪魔し、総師範の垣本雅史氏から直接柔術の基本を教わりました。

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空手道興誠館は、基本的に立ち技を主とする団体のため、相手をつかんだり、投げたりする練習はほとんどありません。
また、自分自身が掴まれる経験や、その距離感で学ぶ機会も少ないため、こうした超近距離でつかまれたらどうするのかを学ぶことは、非常に有用だと考え企画されました。教えていただいた技術はそう簡単に身につくものではありませんが、例えばこの距離で腕をつかまれ、それを柔術の技で外したとして、「そのあと自分たちならどう反撃するか」、空手の考え方の幅が広がった人が多かったようです。

見ているだけでは分からないその力の作用の不思議、何よりも体の大きさや筋力の差をものともしない動きは、歓声や感嘆のため息、体験してみて楽しそうな笑い声が絶えない2時間でした。大人の180センチ100キロの体が、いとも簡単に転がり、無力化される様子は、大人も子どもも驚きの連続でした。

普段はやらない動きに、みなさん興味と好奇心で集中して耳を傾けていました。

武道というものは、やはり見ているだけでなく、やってみなければわかりません。
垣本総師範の軽快なトークとともに、見事な見本を何度も見せていただきつつ、自分たちでも挑戦しました。
女性の練習生たちも、力に頼らない動きで男性を転がせることが楽しそうでした。

こちらは「胸ぐらをつかまれたらどうするか?」のワンシーンですが、フランクで表情豊かな垣本総師範の人柄が伺える一枚です。全員に必ず声をかけ、全員と必ず一緒に練習するこまやかな気配りもあり、あっちからこっちから垣本総師範を呼ぶ声があがりました。

金曜日の夜の特別企画でしたが、お迎えしていただいた垣本総師範には相当色々考えていただいたものと思います。
たまには空手と違うものに触れてみる。その意味が最初は分からない人もいたかもしれませんが、帰るころにはみんな、何かがわかったのではないでしょうか。

今回の報告はもう一つブログを作る予定です。今度は少年部の皆さんの表情をお届けします。

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