2018年も残すところあと数時間となりました。
今年は「平成」最後の大晦日でもあり、一つの時代の大切な節目を迎えることになります。

平成30年(2018年)を振り返ってみますと、興誠館にとって大きく飛躍した1年間でした。
多くの新しい仲間たちを迎え、型や組手のレベルが格段に上がりました。
運営や指導も共有して進められるようになり、もっと大きな組織になるための着実な土台固めができました。

新しい仲間が増えることもあれば、その逆も然りです。
今年は興誠館の創設初期からのメンバーが1人退会しており、正直大変寂しい思いもありました。

禅の教えの中に「独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)」という言葉があります。
ネットで検索すると解釈は色々あるようですが、最終的にどのように受け取るかは個人の中にあるそうです。
私は興誠館空手と、自分と、この言葉をかけてこのように考えています。

興誠館は、新しい時代に向けた空手を目指し、同じ所に固執せず、変化と進化を大事にします。
変化や進化を受け入れることは、時に苦痛を伴います。反射的に拒絶する方も多いのではないでしょうか。
常に進化し続けよう。それが興誠館の理念の一つです。
それを守りながらこれから出会う新しい仲間たちを歓迎し、去っていった昔の仲間たちを応援する。
そのためにあるのが興誠館であり、私の役目はいつもその扉を開け続けておくことにあります。

「もしも誰もいなくなったとしても、私はここにいる。」
練習生たちの前でそう明言したことは、今年の私にとって何かが大きく出た瞬間でした。
共感していただける練習生がいたら、ぜひとも一緒に居続けてほしいものです。

年末のご挨拶としては、少し重い話になったことをお許しください。

新しい年の、皆様の益々のご多幸とご発展を祈念いたします。
どうぞどなた様も、良い年をお迎えください。

平成30年(2018年) 12月31日
興誠館 代表師範 飯塚 稔