「体育の授業」でスポーツが嫌いになった人は半数以上。「笑われた」「理不尽」トラウマ体験を聞いた
運動は、誰もが子供のころは純粋に楽しく、無邪気にボールを転がしたり、走ったりするものです。
しかし、ある程度の大きさに成長してくると、自分がそれが苦手か、得意かはっきり意識するようになり、習い事をやっても苦痛になる子もいれば、楽しみながらどんどん上達する子に分かれていきます。
心理学的には、語学力、運動神経、美術などの画力など、このあたりについては半分が親の遺伝子で決まると言われています。
それでも、小さいころから必要な環境の中にいれば、ある程度は身につくものでもあります。
今回、注目したい点は、この記事で「笑われた」「理不尽な目にあった」など、こころの傷になるような、傷つき体験をしたことで、スポーツが嫌いになったという方がとても多いことを指摘した点です。実際に運動の指導をしていると、ほとんどの方はそこまで運動神経が悪いわけでも、体力がないわけでもないのですが、とにかく「苦手だ」「嫌いだ」という意識が先にたってしまい、最初から避けている方に多く出会います。それが、体育の授業で経験するような、笑われたり、理不尽な思いをしたという経験からくるものであるなら、とても寂しいことだと思います。
大人になってからでも、運動は練習すれば上手くなります。今からでも自信と誇りを取り戻してほしい。
そのためには、食わず嫌いせずに大人になってからでもやりたい運動に挑戦していただきたいと、切に願っています。
興誠館空手はごく普通の運動神経の方でも、運動が苦手だった方でも、繰り返すことで上達できる技ばかりです。
練習の一番の要は「繰り返す」ことにあります。
科学的な理論に基づいて、女性や子供でも強い威力を出せる動きとはどのようなものか。
それを皆で一緒に、ゆっくりと繰り返し練習していくことを大事にしています。