テレビなどで一流のアスリートの実際の競技中の様子を見ていると、ある程度一定の同じ動作をしていることに気付くと思います。

野球選手がバッターボックスに入るときに見せる動作

バレーの選手がサーブを打つ前に見せる動作

あるいはフィギュアスケートの選手が演技前に見せる動作など・・・

 

時として物マネなどでもよくとりあげられるそれらの動作は、実は「儀式」の役割を持っています。
この「儀式」を行うことで、集中し、体にいつも通りのことをやっているだけだとメッセージを与えます。
本番だからといって、いつもしない特別なことをすると、かえって脳や体がびっくりしてしまい、緊張してしまうのでしょう。

 

誰もが知るメジャーリーガーとなったイチロー選手は、徹子の部屋にゲスト出演したとき(1999年1月4日)、打席に入るときに見せる彼独自の動作を「集中するための儀式」と答えています。メジャーリーグで活躍するようになってからも、あの挑発的な構え方はアメリカの観客の興味をぐぐっと引き寄せたと聞きます。

また、日本の体育大学の研究でも、これらの「儀式」を練習させると、バレー選手のサーブのミスの確率が統計的に有意に下がったそうです。

 

 

では最後に、こうした「儀式」を作る際のポイントを紹介しましょう。

 

 

①自分で自分にかける前向きな言葉を決める。「OK」や「ゆっくり」「集中」などが例としてあります。

②視点はどこを見るのかを決める。時計、ネット、旗など、その競技ならほぼ確実にあるだろうものが良いでしょう。

③どう動くのか決める。深呼吸、胸を叩く、ユニフォームのマークに触るなど。

 

 

なんでもそうですが、繰り返し繰り返し練習することで、緊張していても自然とそれができるようになります。
ぜひ、練習の段階からこうした「儀式」を取り入れてみてください。