大阪ユニオン杯2023 約束組手総評
今大会、久しぶりに開催されたのが約束組手という種目でした。
普段は昇級、昇段審査で決められた手順の攻防を披露しますが、これをオリジナルで作成して挑むことができます。
それぞれのチームの個性がよく出ており、また練習に参加しやすいかなどの個人的な事情も伝わる出来栄えでした。
少年部低学年で優勝した永井(し)選手&永井(み)選手は、緊張しながらも勝ちたい気持ちが伝わる懸命な演武が印象的でした。
少年部高学年で優勝した一柳選手&柳瀬選手はは、長い手足を効果的に見せることで速さと迫力がありました。
準優勝だったチームも非常によく、高学年の決勝戦はまさに紙一重だったと思います。
一般の部は、有級者、有段者を混成とし、くじ引きでチームを決めました。普段、拠点としている道場が違う者同士で組んだこともあり、双方の交流や意見交換が活発に交わされながらの練習風景でした。優勝した畑中選手&武富選手のチームはシンプルながら、わかりやすい迫力を伝えることができ、審判団の印象を勝ち取ったように思います。
今後もやってほしいというリクエストもあったので、もう少し積極的に大会に取り入れていきたいものです。
ただ、それには普段からもっともっと練習することで、まだまだ完成度は高められるなと感じました。
優勝、準優勝みなさん、本当におめでとうございます。