自分がどのような状態のとき、どんな呼吸をしているか?
逆にどんな呼吸をすると、どのようになるのか?

 

とても単純なことですが、なかなか意識してできることではありません。
例えば大きく深呼吸をしてみたときと、速く浅い呼吸を繰り返してみたときでは、身体や精神はどのようになりますか?
あるいは、深呼吸をしながら怒りをぶつけることはできますか?
こうしたことを色々試してみたり、記録をとってみるのもメンタルトレーニングの一環になります。

 

が、ちょっと手がかかりすぎるので今回は割愛しましょう。

 

武道の世界には昔から呼吸をととのえることの重要性が伝わっています。これは、宗教でも同じですね。
鎌倉時代あたりから武家の時代になり、有名な武将や各藩にはそれぞれ教えを請う寺院や高僧がいたそうです。
特に禅宗の考え方が、武士の考え方とよく合っていたのはご存知の通りで、禅宗でも呼吸はとても大切にされています。

さて、「心を落ち着けるための呼吸法」をご紹介しましょう。

①腹式呼吸の練習をします。ゆっくり吸って、ゆっくり吐くことが基本です。
②肩にぎゅっと力を入れてから、すとんと力を抜きましょう。全身、リラックスが大事です。
③今回は、4つ、数えながらゆっくりと息を吸いましょう。
④そして、おなかの一番奥に息があるのを感じながら、4つ呼吸をとめます。
⑤最後、に、4つ数えながらゆっくりと息を吐きましょう。

 

今回は、「4で吸う、4とめる、4で吐く」というリズムですが、これに決まりはありません。
「5で吸って、10とめて、7で吐く」でもOKです。
みなさんの中で、一番やりやすいリズムを探してみてください。

 

この呼吸法は、できれば5~10分くらい、毎日練習したいものです。
頭の中でイメージトレーニングをしながらでもいいかもしれません。

 

重要なことは、こうした「落ち着くための呼吸法」は、試合当日の朝、いきなりやっても効果はありませんので、日ごろからの練習が必要なのです。
どんな運動競技にも共通して使えるものなので、ぜひ、お試しください。