セルフコントロールを身につけよう① ~自分の感情は自分で作る~
今回のメンタルトレーニングは、セルフコントロールを紹介します。
プロのスポーツ選手を見ていると、野球やサッカーはもちろん、格闘技の選手など、皆さん自信満々に見えます。
それは、言葉だけでなく、表情や、しぐさや、態度からも伝わるものです。
ということは、①内に秘めた自信が、身体を通じて自然と外にあふれ出ている・・・?
つまり、②もともと自信のない私には、そんなものは出ていない・・・というか、でない・・・・?
あるいは、③そんなものが外に出るなんて、みっともない?はしたない?もっと遠慮して謙虚であるべき・・・?
色々と考えることはあるかもしれませんが、今回は①②を考えてみましょう。
もちろん、内に秘めた自信が自然とあふれ出すことはたくさんあります。
それはスポーツに限ったことではないでしょう。
しかし、メンタルトレーニングでは、この部分をコントロールすることで、自信を持たせることができます。
今回は、こんな方法を紹介しましょう。
心理学では、フェイシャルフィードバック効果などの単語が近いかもしれません。
①まず、胸を張って、上を見ましょう。30秒ほどです。
さあ、今の気分はどんな感じでしょうか?
②次に、肩をすぼめて、下を見ましょう。そうそう、ため息なんかもついて。30秒ほどです。
どんな気分になってきましたか?
③今度は2人組を作ります。相手の目を見てください。
パートナーに、「目がいきいきとしている」と言ってもらえるような目をしてみましょう。
④反対に、パートナーに「目が死んでいる」「目に生気がない」と言わせてみましょう。
そのために、どんな表情やしぐさになるでしょうか。
いかがでしょう。
人間の気分や感情は、自分で人為的に作り出した仕草や表情でも、そうなることが少しおわかりでしょうか。
言い換えると、プロ選手たちは日ごろからそうやって、上を向き、胸を張り、生き生きとした目と表情を作りだすことで、自分はやればできる、自分は運がある、自分は仲間にめぐまれている、自分にはファンがたくさんいる、と自分自身を盛り上げているのです。
こんな訓練をしなくても、自然とそれができてしまう人もいます。
そういう人は、自然と周囲の人から、自信があって、自分が好きで、いつも幸せで、運を持っているとみなされます。
自然とできない?それなら大丈夫です。さあ、今からでもメンタルトレーニングで出来るようになりましょう!