練習のやる気を高めたいときにできることは何か。

今回は、心理学の世界でも有名な「帰属理論」から紹介します。

Rotter, J.B. と Weiner, B. (ロッターとワイナー)は、試合の勝敗とその原因をどのように結びつけるかによって、その後のやる気の強さが変わると考えました。

簡単に説明すると、
①勝ったり成功したときは「自分が努力したから勝てた」と。
②負けたり失敗したときは「練習が足りなかったから負けた」と。

このように、自分の努力や練習に原因を求めるタイプが、そのあとのやる気の高さにつながることが研究でも知られています。

決して、「相手が弱かったから勝てた」「運が悪くて負けた」「実力や素質がないから負けた」と、自分の努力や積み重ねと無関係なことにつなげないことがポイントです。これは、練習する本人もそうですが、指導者が口にするときも気を付けたいものです。

武道の道に完成はないと言います。

指導者や師範でさえ、日々、己の研鑽を積み重ねている方も多いのではないでしょうか。

若い練習生の中には、自分の努力不足を棚にあげて、負けるとすぐに親や友達や指導者のせいにする方もいます。
しかし、負けた時や失敗した時こそ、周りの意見をよく聞いて、自分の改善点を見つけて、もう一度それを克服するために努力をする。

それは武道でもどんな道でも重要なことだと思います。

苦しいときこそ大きく成長するとき。

そんな風に、お互いを支えあいながら成長していきたいものです。