どのような競技でもそうですが、練習中にやる気(モチベーション)が出ないことがありますね。
ひどいと練習前からそんな状態になって、その日の練習をサボるなんてことも。

そんな弱さも人間らしいものだと個人的には思いますが、ここは武道心理学らしく解決方法を提案してみます。

今回は「やる気を高めるためにできること」を4つ、回を分けて紹介していきます。

 

練習のやる気を高めたいとき①
「目標を5割成功するレベルにしてみよう!」

 

人間のやる気は、やるべきことが簡単すぎても高まらないものです。
同じように、それが難しすぎて全然できなくても高まりません。

ちょうどよいのは「できた・できなかった」が半々くらいになるときです。

そのレベルを指導者が調整してもよいでしょうし、練習生が自分で調整できるのもよいでしょう。
そこに相互の意思疎通や、信頼関係があればなお良いです。

 

「前蹴りは高い確率でよくできているから、かかと落としをもっと高くあげられるように練習しよう。」

「後ろ横蹴りの威力はあるから、正確な狙いで当てられるように練習しよう。」

興誠館空手の場合、高さ、美しさ、威力、正確性、タイミングなど、一つの技にも練習する要素がたくさんあります。

その日のコンディションや、現在の自分のレベルに合わせて、頭を使って調整しながら取り組めば、練習中に退屈している時間などありません。

また、武道の視点から考えると、一つの技に「完成」というものは存在しません。

有名な空手の先生が「一つの技を10万回練習しなさい」とおっしゃったそうです。
それでやっと「一人前の技になった」レベルだと。それでもまだ、完成でも完璧でもありません。
どれだけの修練を重ねてもゴールではなく、なおひたすら道は続くのでしょう。

 

武道とはそういうものなのです。

 

同じ技でも、繰り返し繰り返し磨きあげることで、威力・正確性・高さ・美しさ・タイミングなど、より洗練され、より重厚なものになります。それもまた、武道の楽しみの一つであり、目指すべき高みになるのではないでしょうか。

どうか皆さん、一つひとつの練習は丁寧に。頭を使って練習に取り組んでみてください。